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振り返りながら-05 [このブログのこと-01]

「亜紀、全小中学校に1人1台のパソコンを配置ってニュース知ってる?」
「ええ、見たわ。」
「どう思う?」
「どうなのかな、良く分からない、何か問題でも有るの?」
「有効に活用出来ない教師が少なからずいると思わないか?
物を配るだけなのか、それを活かす体制に多くの費用を充てるのかで教師の負担とその効果は大きく変わると思うんだ。」
「あっ、そうか、小学校での英語教育とか、今までのパソコン導入でも教師の負担が増えたという記事を目にした事が有るわ。
一人一台と言っても、使いこなせる子ばかりではないだろうし…、でも、個人の学力差を埋めるアイテムとして活用出来たら一気に無駄が減るとは思う。」
「当然、弊害も考えられるだろ。」
「そうね、遊びの道具に、でも遊びの中から学ぶ事も有るのでしょ?」
「まあな、だが、いじめの切っ掛けや、その道具にもなりかねないだろ。」
「そこを指導して行くだけの力量が教師に有るかどうかね。
子どもより使えない教師もいそうだし。」
「教師だからと言って特別頭の良い人ばかりでは無いからな、頭の良い子なら軽く教師の上を行きそうだよ。」
「スキルの問題ね、セキュリティ問題や維持して行く手間は計算に入っているのかしら。
十二分に活用して行くのなら、ソフトを充実させて行く必要が有るわね。」
「怪しげなサイトから情報収集して、誤った知識を身に付ける可能性も有る、そう考えると教育用データベースを充実させる必要も出て来る。」
「そうねWikipediaだって参考にはしてるけど、絶対的に正しい情報とは言い切れないのよね。」
「まあ、作る気が有るかどうか知らないが、教育用データベースでも本当に信じて良いものが構築されるかどうかは微妙な気がする。
韓国で反日教育が成り立つのなら、そこまで行かなくても、制作者の意図によって偏りが生じる可能性が有ると思わないか?」
「私情が入るってこと?」
「そうだな、ネット社会になって情報量は増えたが、その質はひどいものだ。
まあ、新聞報道の偏り、信頼性の低さを気付かせてくれる事にはなったが。」
「結局、配られたパソコンがどう使われるかなのでしょ。」
「そうだな、良い教材ソフトを活用出来れば効果的な学習が出来る、だがそのソフトの予算を考えているのだろうか。
低レベルな大臣を見せつけられたから怪しいとしか思えない。」
「導入のコストにしか目に行ってなくて、そのランニングコストを考えて無かったら、ただのバカでしょ。」
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