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巡礼-03 [シトワイヤン-27]

旅行のルート、日程は全て事前に公開した。
間違って姫さまのいない苗川に来ないよう、また旅行先の準備のためでもある。
旅行の取り仕切りは地球市民党として進めているのだが…。

「和馬さん、今更なのですが、私は地球市民党の党員なのですか?
登録とかした記憶が有りません。」
「あっ、そうでした、アメリカへ行った時は中学生で、そのまま…、党員になって頂くとして役職はどうします?」
「それって勝手に決めては駄目でしょう。」
「とりあえず候補とか、なあ、愛華はどう思う?」
「そうね、無難なとこだと顧問かしら名誉顧問でも良いけど。
舞姫さまだけで通用するところに、地球市民党名誉顧問と肩書を付けることで、地球市民党のアピールになるのよね。」
「なるべく重みの有るのが良い、地球市民党特別名誉顧問とか。」
「ならばスーパースペシャル特別名誉顧問。」
「愛華さん真面目にお願いします。」
「万里は皆のアイドルなのだから、もう少し可愛いのが良いですね。」
「可愛い肩書なんて思い浮かばないな、姫さまは如何です?」
「そうですね、やはり名誉顧問ぐらいが無難なのでしょうか。」
「では本部に連絡しておきます。」
「それで顧問の仕事は何ですか?」
「今まで通りで、お願いします。
女神さまでは肩書にならないので、顧問とするだけです。
巷では、女神さまの他、天使とか妖精とか、その上に『愛の』とか『慈愛の』とかを付けたりしてる様ですが、しっくり来ないですね。
舞姫さまという唯一無二の存在、今までお話の世界にすら存在しなった特別な方だと思っています。」
「そうよね、既知の概念に当て嵌める必要はないわ。
取り敢えず旅行は今まで通りで良いでしょう。」
「今回は電車中心の旅になるのですよね。」
「車での移動だと、沿道の人に気を使ってスピード出せないでしょ、誰も怒ったりしないけど他の車の人に迷惑を掛けてしまうのよ。
電車だと素通りになるけど、万里のパワーなら沿線の方にも伝わると思うわ。
今回列車を使ってみて問題が無かったら、次回以降も飛行機と上手く組み合わせて行ければと考えているの。」
「姫さま、旅行が多くなりますが大丈夫ですか?」
「変化が有って楽しいです、何処へ行ってもネットが使えますし、お姉ちゃんが一緒なら安心です。」

この一言に、智里は誇らしげな笑みを隠そうとしなかった。
姫さまが安心して旅を楽しんで下さるので有れば、我々としては嬉しい限りだ。
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