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二学期-263 [花鈴-27]

「その辺りは人それぞれで、散歩が哲学の時間だったり、何気ない単純作業が思考の時間の場合も有ると聞いています。
 私自身、活発に脳内作業をしてるのは低学年の子達が遊んでるのをぼんやり眺めている時です。」
「ぼんやりですか?」
「低学年の子達は見てて上げるだけで嬉しいのです、安心するみたいで。」
「う~ん…、お母さんに見守られてる感覚と同じものを姫に感じているのですね。」
「ええ、たまにお母さんと呼び間違える子がいますから、藤井さんはそんな経験有ませんか?」
「有りました、お父さんでは無くお母さんなのですよ。
 それだけ母親の存在は大きいのだと感じました。」
「藤井さんは父親の役割母親の役割を考えたことは有ります?」
「特には有りませんでしたが、言われてみると考察すべきことかも知れません。
 男女平等の建前は有っても様々な不平等が有りますが、その根底には男尊女卑の歴史が有ります。」
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