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バトル-295 [高校生バトル-30]

「それでもバトルを通して各チーム、何かを得られているのではないのか?」
「そうですね、会社が何をしているのか、新たに売り出す商材を見つけ改良することと並行して、製造する為の施設を探したり、販売方法を検討することで商業が見えて来たと、皆さんの感想に有りました。
 私達もプレゼンに向けての活動を見させて頂き仕事について考えさせられ、その難しさを感じています。
 当初私達も予想していなかった苦労を乗り越え、合格したチームの頑張りには頭が下がります。
 雇用の場を広げ、黒字にし、それを維持して行くのは大変でしょうが、継続的に会社運営を進めている姿をYouTubeにアップして行けば、合格までにはほど遠いチームへの刺激になると思っています。」
「うん、自分達に足りていない何かに気付くだろう。
 内容が硬いから視聴数は伸びないと思っていたが、高校生の起業と言うことでそれなりに注目を集めているよな。」
「はい、それが通販の数字に現れています、そのままリピーターになって下されば良いのですが…。」
「大手スーパーとかで扱って貰える様にするのが理想なのだが、それにはまず生産体制を強化し、扱う商材を増やして行かないと。」
「ですね、ただ、今後売り出して行くのはお菓子では有りませんので、ブランド名としての高校生バトルがどれだけ認知されて行くのかは微妙です。」
「第二弾は生活便利グッズ、第三弾は漬物、地方の活性化を考えたら漬物には売れて欲しいと思うが、小さな工場を立て直すだけで精一杯かもなのだろ?」
「はい、それでも、第一弾ほど強気には行けませんが、それなりの売り上げは見込めると皆で試食して判断しました、後はPRに力を入れるだけです。」
「海外展開も考えるのか?」
「プレゼンチームの調査では、結構多くの外国人に受け入れられていますので、一度アルトバルなどのアンテナショップに置いてみたいですし、向こうの飲食店でも使って貰えたらと、これから商品を送りチーム詩織が動くことになります。
 王女さまが気に入って下さると良いのですが。」
「食の好みは国によって随分違うみたいだが、うちの支社ではお握りが静かなブームだと聞いてる、切っ掛けが有れば漬物でも売れる可能性は有ると思うよ。」
「お握りですか…、それならまだアンテナショップに並べたことのない商品を、ボランティア社員に推薦して貰い一緒に送ってみましょうか。
 地方の活性化に繋がる商品かどうかを判断基準として。」
「そうだな、先入観は無視して試してみるのも有りだと思うね、アンテナショップでミニイベントを開催しても良いだろう。」
「ただ、輸出の拡大を目指すのなら輸入の拡大も考えたいですね、船便は往復無駄の無い貨物量で有るべきだと思います。」
「そうだな…。」
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