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バトル-01 [高校生バトル-01]

「哲平のお話しに出て来た、学習教科内容によるゲーム感覚のバトルって現実的には微妙よね。」
「そうかな、面白いと思うのだが、システムは今の技術なら簡単に構築出来るだろ。」
「システムが良く分からないのだけど。」
「簡単に言えば試験問題を解いて行く過程を第三者がモニターを通して見られる状態、その画面上にそこまでの正解数や得点が表示され、画面を切り替えながら解説者が説明して行く。
 レベル別で開催するが、それぞれに難問を入れ百点が取りにくい問題とする。
 複数の参加者が得点を競い合うが、同点だった場合は終了宣言を早く出した人が勝ち。
 回答はパソコンのマウスとキーボードを使って入力。
 記述問題は選ばれた視聴者が誰の回答か分からない状態で採点し、その平均が得点。」
「問題の作成が難しいでしょ、大学入試問題でも作成に苦労してるという話を聞いたのだけど。」
「それは有るだろうな、過去問ばかりでは…。
 単に暗記力だけが問われる問題は極力排除とイメージはしてるけど、実際にバトルの回数が増えて行くと問題作りが問題になって行くのかな。」
「問題はそれだけ?」
「そう言われると…、でも、応援している人が問題を解く姿をワクワクドキドキしながら問題を見ながら解説付きで観戦しているだけでも、学力向上に繋がると思わないか。
 ポイントは記述問題で如何に自分の考えをまとめ切れるか、だな。
 バトル終了後には、解説者からのアドバイス、視聴者がそのバトルの内容、例えば三角関数なら、測量などで実際に利用されて来たと言ったことを含め、何故三角関数を学ぶのかを説明すれば、単に頭のトレーニングだけでは無いと理解出来る生徒はそれなりにいるだろう。」
「単なるバトルと言うのではなく、バトルの実況が一つの授業にもなると言うことなの?」
「ああ、勿論バトルだけで学習が成り立つ訳ではないが、クイズ番組で盛り上がる様な感覚で学習と向き合えたら楽しくないか。」
「そうね、でもさすがに大規模と言うのは無理が有るでしょ。」
「そうだな…、せいぜい代表者によるバトルか…、それでもオンラインなら全国どこの学校からでも参加出来る、参加者だけでなく視聴者の為にもなるのだから、文部科学省をスポンサーにしてだな…。
 まずは数学、理科から始めて、国語や英語も、英語は英検やTOEICの形式を取り入れて、選手は結果によって英語検定何級とかを認めて…、数学とかでも公式戦の場合は数学検定何級とかを獲得出来るとすれば、選手の励みになるね。」
「出場までに予選をするの?」
「予選から勝ち残って行くというスタイルは良いかも。
 範囲を絞って戦って行けば、その録画を学習補助データベースとして活用して行く事も可能だな。」
「う~ん、何となくは分かったけど…。」
「では…。」
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