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裏話-04 [このブログのこと-02]

「亜紀、KINGを書き直していて改めて思うのは、文章を書く作業って理系の能力が必要だという事でね。」
「作文って、思いっ切り文系じゃないの?」
「まあ、より読者に伝わり易い文にしようと考えて最終的に決めるのは感覚的なものだとは思う。
ただね、そこに至る過程で作家達は色々な計算をしていると思うのだよ。」
「計算?」
「文章表現には様々な選択肢が有るだろ。
様々な選択肢が文章表現には有るんだ。
選択肢、文章で表現する時、それは幾通りも有ると思わないか?

そして、文章表現時の選択肢が多いのは似た様な意味を持つ複数の言葉が存在するという理由も有る。
そこから、どれを選び、どう組み合わせて行くかは、作者の感性によって最終決定が下されるのだろうが、さりげなく計算をしてると思うんだ。
早く上手な文章を書ける人は、その計算を自然に出来る。
ところが能力の低い私は、その計算が遅く、上手く行かない。
結構な量の文章を書いて来たけど、全然上達していないと思う今日この頃なのさ。」
「ふ~ん。」
「あっ、興味ないのか。」
「全く興味がない訳でもないわ。
大学入学共通テストの記述式問題問題が有ったでしょ。」
「ああ、あの問題は問題だったな。」
「ドタバタしていい迷惑。」
「そうか亜紀たちが一番迷惑を被ったのだな。
ホントに、この国の頭の良い人達はどうしてあんなにバカなのかと思うよ。」
「バカなのね。」
「まともな人なら違う形にするだろ、役人が自分達の天下り先を確保したくて、屁理屈を押し通して来たという印象だね。
今の政治家達は明らかに能力が低いからそれに気付きもしない。
まあ、賄賂を受け取っていないという前提だが…。
見送りの最終判断を下した人はまだまともだと思うが、それまでにどれだけの無駄が生じたことか。
かなりの税金が使われ、無駄な作業をさせられた人も少なからずいるだろう。
記述式そのものは悪くないのだけど、多くの人が受験する共通テストで実施すれば当然弊害が出る。」
「こういうのって責任は政府に有るの?」
「形式上はそうなるのかな…。
ただね、内閣総理大臣がすべての事に目を通せる訳でも無くて、そうだな、安部首相は大臣や官僚、事務所のスタッフなどに、かなり足を引っ張られていると思うね。
まあ、優秀な人を周りに置けなかったとか、任命責任という問題は有る…、恥ずかしいレベルの人を大臣にせざるを得ないシステムが自民党に有る事が問題なのかも知れないが。」
「他の政党になれば変わるのかしら?」
「恐らく、もっと悪くなるだろう、既成政党ではね。」
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