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ハーモニー-10 [Lento 9,ハーモニー]

Lentoの事務室、祥子はLento支配人緑川と話をしている。
「緑川さん、Harmony Worksの組織のことを考えてるのですけど。」
「うん、どんな感じ?」
「まずアーティストメンバーとして真子、茂根くん、先崎くん、矢野さん、川野さん、今は5人だけど、真子達がJAZZを本格的にやるならドラマーとベイシストも一流どころをメンバーに加えたいと思っています。
それから私達マネージャー軍団、姫親衛隊、Team Harmonie、姫親衛隊以外のLentoスタッフということになるのですけど、他に登録しておいてもらって、大ホールでのコンサートの時とかに仕事を依頼するというメンバーや、名前だけのメンバーで自分は和音のために、そうですね友達に和音のCDを紹介したとか自己申告すればHarmony Worksの一員として気持ちが繋がるみたいな、まぁファンクラブ以上お仕事未満という感じなんですけど、そんなのもありかなと考えているのですが。」
「うん、良いんじゃないかな。
登録形式のスタッフはうちのスタッフからの紹介のみでいこうか、その方が無難だからね。
ファンクラブ以上というのは面白いと思うね、具体的に話を進めてみて。
それはそうと、ファンクラブはどんな感じにする?」
「そうですね、今の和音ファンクラブをそのまま、和音 with Harmony Worksのファンクラブに拡大する形でどうでしょうか?
色々あると事務も煩雑になりますし。」
「そうだね次のプロジェクト会議の時の議題にその方向で出しておくよ。」
「定期演奏会の方はどんな感じですか?」
「二月、三月はドイツで開催ということになるのかな。
四月以降は大ホールでないとね。
ただ色々オファーが来ているみたいだから…、日程の調整は君に任せるよ。」
「はい、和音も真子も4年生になれば学校の方もかなり余裕が出来ますし、まあ真子の大学にも色々理解していただいてますから…。」
「はは、さりげなく脅しをかけたのかい。」
「まあ脅しなんてとんでもない、真子が中退せず、ちゃんと卒業した大学として名を残せる様、少しアドバイスをさせていただいただけですよ。」
「ははは、君をマネージャーにしたのは大正解だったな。」
「有難うございます、ただ…。」
「ただ?」

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アバウトミー


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