「さあ、ぽてち、たこ焼き買ってきたぞ。」
「うわ~い。」
「半分っこしような。」
「うん、おにい早く開けてよ。」
「はは、あせるなよ…、あれっ? 窓の外。」
「えっ? 何かいたの、どこどこ? 」
「気のせいかな、にゃんこがいたような気がしたんだけど。」
「ふ~ん。」
「さあ、たこ焼き食べようぜ、半分っこだから、こっち側は私の分、そっち側はぽてちの分だ。」
「あれ~? おにいは五つでぼくは三つ? 普通半分っこってさ!」
「まぁ細かいことは気にするな。」
「おにい、ずる~い!」
「ずるくないぞ、ふたを開けてみたら、たまたまこうなってただけだ。」
「え~、でもさでもさ普通の半分っこだったら四つずつでしょ。」
「そうか?」
「そうだよ!」
「仕方ないな、じゃあ私の分を一個あげるよ。」
「ほんと! おにいありがとう! うふふ、たこ焼きたこ焼きおいしいな~♪」