「甘くても花鈴姫を見ていれば子どもの教育はしっかりなさってると感じますよ。
 自分は塾講師のバイトをしていまして色々な子と接していますから分かります。
 頭が良くても問題の有る子もいまして。」
「私も学校では先生に嫌がられているのだけど。」
「そうなのですか?」
「先生に対して論理的に反論してるから、先生にとっては嫌な子なの。
 でも、先生の考えてる良い子の枠には絶対嵌められたくないと三年生の時に思いましてね。」
「普通に真面目な良い子かと思ってました。」
「真面目に色々考えていますが、視野の狭い先生の言いなりになんてなりたく無いのです。」
「うっ、ロックだ。」
「ロック?」