「ぽてちもトレーニングして少しは速くなったのかい。」
 「もちろんさ。」
 「どれぐらい?」
 「これくらい。」
 「お~、それは良かったって結果がわかんないし。」
 「それよりもね。」
 「おお、速く走れることよりも何だい?」
 「う~ん、嫌味だなぁ~。」
 「はは。」
 「それよりも、足が楽なんだよ。」
 「ああ、そうか、足に合ってるってわけだね。」
 「うん。」
 「私も以前、安物の靴でひどい目にあったからなぁ~。
   足だけじゃなくて、あちこちおかしくなって…。」
 「で、そのまま頭がおかしいままなんだよね。」
 「うん、そうなんだ…ってコラ~。」
 「だ~しゅ!(逃げ)」
 「あれ、あいつそれなりに速くなってる…。」