「あれっ? おにい、今日の写真はいやに小さいね。」
「私の持ってるレンズでカワセミを撮るとこんなもんなんだ、野鳥は近よるとすぐ逃げてしまうからね。」
「そりゃ、おにいが近づいてきたら誰だって逃げるさ。」
「おいおい…。」
「青とオレンジなのかな?」
「ああ、この写真じゃよく分からないけど、カワセミは綺麗な鳥でね、青い宝石と呼ばれることもあるぐらいさ。」
「へ~。」
「見つけるとなんか幸せな気分になって嬉しくなる。」
「幸せの青い鳥?」
「そんなところかな。」
「おにいでも撮れるぐらいだったらよかったのにね。」
「まあ、小さいからかわいいともいえるけど…、同じ場所で撮ったこっちの野鳥は…。」



「あっ、おにいでも撮れるぐらい大きい!」
「あのな…、飛んでるところだから、やはりうまく撮れてないけど…、ダイサギだ。」
「動物園じゃないんだよね、ここ。」
「公園の小さな池だからな。」
「逃げて行かないのかな?」
「逃げるも何もここに居たいから居るだけ。」
「ふ~ん、でも…。」
「この池にはカワセミやダイサギの餌になる魚がいるってことさ。」
「そっか。」
「ただ、これは私の推理でしかないんだけど、カワセミの撮影をしたい人たちが、餌の魚を入れてるかもしれない。」
「餌につられてやってくるってことか…。」
「ま、たこやきにつられるぽてちと似たようなもんだな。」
「え~。」


寿がきや食品
西松屋チェーン楽天市場店