「こんにちわ~、小春ばあちゃん遊びに来たよ~。」
「はいはい、おやおや、よ~来てくださった。
え~っと慶次さんじゃったな。」
「はは、名前まで覚えていて下さったなんて嬉しいです。」
「今日はお友達もご一緒かい、にぎやかでいいねえ~。」
「はい、彼が真一、こっちが久美で二人は大学生です。
で、この子は真帆の妹、高校生の恵で…。」
「おばあちゃんよろしくね~。
この前はうちの姉たちがご迷惑をおかけしたそうで、ごめんなさい。」
「なんのなんの、迷惑だなんてとんでもない、年寄りの相手をしてもらって、こちらがご迷惑をおかけしてしまったようなもんじゃ。」
「おばあちゃん、今日はお暇?」
「まあ、暇と言えば暇じゃな。」
「じゃあ私たちご迷惑をおかけしても、いいかな~!」
「いいとも~、ははは。」
「ふふ。」
「こら、恵ったら。」
「いいんじゃ、いいんじゃ、それよりおあんがなさい、ゆっくりしてってな。」
「は~い。」
「まずは、お茶としようかね。」
「おばあちゃん、私、手伝うわ。」
「おお、そうかいそうかい、ありがとうな。」

「なんか思いっきり、めぐちゃんのペースですね。」
「姉として恥ずかしいわ、連れてくるんじゃなかったのかな~。」
「いや、彼女を連れて来たのは正解だったと思うな。
俺らが3回目ということもあったかもしれないけど、小春ばあちゃん、とても嬉しそう、孫でも見るような目でめぐちゃんを見ていらしたよ。」
「普段独り暮らしだから、余計嬉しいんでしょうね。
真帆さんが恥ずかしがる必要ありませんよ。」
「久美ちゃん、あの子がお年寄りとすぐ仲良くなるということは聞いてたんだけどね…、あんな調子とはちょっとねぇ~。」
「あれでいいんだよ、すばらしい特技だな。
この村のお年寄りたち、みんなと仲良くなってくれたら、これからの作業がずいぶん楽になるだろうな。」

「は~い、皆さんお待たせ~。
でもさ、慶次さん、カフェでティーが、どうして民家で緑茶になるのかな~。」
「民家と言っても立派だし、ティーには違いないから、まぁ似たようなもんだろ。」
「絶対違う!」




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