「こんにちは~」
「あっ、慶次さん、いらっしゃい。」
「最近あまりお見かけしてませんでしたが…。」
「ええ、色々ありまして。
もう少しすれば、だいぶ余裕ができると思ってますが、微妙だったりします。」
「そうですか。」

「西川さんの方はどうです?
多少報告は受けてますが…。」
「トラックを導入してから、一気に出荷量が増えています。
その分、経費も増えた訳ですが、雇用の創設という目的には合っていますし、利益も十分、なんせ仕入れ値が低いですから。
大学では慶次さんの指示に従って、安くしすぎないようにしてくれていますし。
今はトラックの台数を増やしたいですね。
最近は形の良い野菜の入荷量も増えて、しかも格安仕入れなんで余裕はあります。」
「運転の方はどうです?」
「都会から移住してきた人たちが交代で、今は3人、配達に行かない時は店の手伝いをしてくれています。」
「今のところ順調なんですね。」
「はい、ただ、学生たちや高柳さんからは色々提案も出ていまして…。」
「聞いています。
農村体験から、移住を決意した人も増えていますから、やれることはやって行きたいと思っているのですが。」



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