「おい山中、山中、しっかりしろ。」
「あれ、佐藤どうした? う? 人でいっぱいだ。」
「大丈夫か、急に座り込んで動かなくなるから、びっくりしたぞ。」
「ああ、夢を見てたのかなぁ…。」





「どうされました、大丈夫ですか?」
「ええ、あの~地元の方ですか?」
「はい。」
「ここってまだ明るいのに雨戸が全部閉まる、なんてことあるのですか?」
「えっ、ええ、今の季節だと5時半ぐらいには、ほとんどの店が店を閉め終えていますけど。」
「う~ん…、それにしても素敵な町並みですね、特別に保存とかされているのですか?」
「はい、町並みを守るために家や土地を・売らない・貸さない・壊さない、と木曽路のどの宿場よりも保存に力を入れてきましたから。」
「また、すぐ来たいのですが、今日はバスの団体旅行なんで…。」
「それなら観光案内所へどうぞ、私も今から行くところですからご一緒しましょうか?」
「お願いします。」

「佐藤、時間はあるんだろ。」
「ああ大丈夫だ。」
「じゃあ、ちょっと行ってくる、バスヘは何時に戻ればいいんだっけ?」
「心配だからついていってやるよ。」
「サンキュー。」
「ここが余程気に入ったみたいだな。」
「うん、夕方の町並みは良いぞ。」
「えっ? ここは初めてじゃなかったか?」
「どうやら、タイムスリップしたみたいなんだ、ぷちのな。


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