夜道をのんびり歩く二人。

「あっ、流れ星。」
「うん、俺も見た。」
「流れ星にお願いすると、っていうけど早すぎて無理よね。」
「はは確かにそうだ…、う~ん…、日頃からお願いすることを心に強く思っていなさいってことなのかな?」
「えっ?」
「願い事ってさ星がかなえてくれるんじゃなくて、自分の思いの強さとかが大切なんじゃないのか。」
「そうかもね…。」

「子どもの頃さ。」
「うん。」
「キャンプファイヤーの終わった後のキャンプ場で、ペルセウス座流星群を見てたことがあってさ。」
「沢山の流れ星、見れた?」
「ああ、ただ、ぼ~っと見てた。」
「はは、純くんらしいわね。」
「なあ、お盆の頃にさ、ペルセウス座流星群見に山の方へ行ってみないか、天気が悪かったら見れないし、月が明るかったら沢山は見れないだろうけどさ。」

「うん…。」



〜北海道の奇跡〜北の大地の天然オリゴ糖

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