「学生達が動植物園を舞台に色々な事に取り組むんだね…。」
「色々な研究をして行く上で、机上だけでなく現場でという事も大切だと思うんだ、大学で研究している事を実際に活用してみる場として動植物園は面白そうじゃないか。」
「それぞれが自分の専門分野と関連付けていう事か…、音楽の演奏や似顔絵に現実味は有るの?」
「冬場や夏場はきついだろうけど、音大の学生でも人前で演奏する機会は多くない、でも練習と本番では得られるものが違うと言われている、似顔絵を描く事が美大生にとってプラスになるかは微妙だけど、自分達の演奏会や作品展の宣伝の場として活用する事を考えたら、充分現実的だと思わないか、寄付金集めの役に立つ訳だし。」
「そっか、実際にやってるの?」
「あまり聞いた事ないな、まぁ組織がきちんとしてないと色々問題が有るだろうね、そんな所も学生サークルが有って行政や民間企業の後ろ盾が有ったら、規模は小さくても可能性が広がると思うけど。」
「で、バイオリンを演奏するアイドル登場?」
「組織を強くする時に看板になる存在が居ると勢いがつく、マスコミの利用もそうだけど、遠藤は先々の事を考えてたという訳だね、実際にはその業界の事は全く分からないのでかなりいい加減に書いてしまったけど…。
結局は人だと思うんだ、有能な人物を見つけて、その人に合った仕事を任せる事が出来るかどうか。」
「う~ん、そう締め括られてしまうと、いい加減なのか真面目なのか微妙に胡麻化されてる気になるなぁ~。」
「もちろん適当だ。」