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脱東京-07 [シトワイヤン-11]

ドライブの目的地でトークイベントに参加した後、市民政党若葉の県知事候補、作田さんと。

「瀬田くん、苗川は盛り上がってる様だね。」
「はい、周辺の自治体を巻き込んでの市民祭は観光客を呼び込んでいます。
問題は市民祭終了後ですが、実行委員会は年間を通してのイベントを計画中で、今回ほどの規模でなくても経済の活性化に繋げて行こうとしています。」
「それは県内全域に広げて行きたいね、毎週どこかでお祭りとかどうだろう?」
「昔ながらの祭りがなければ市民祭ですね、間にアイドルグループとかのイベントを誘致すれば…、冬場は雪祭りですか。
でも過疎化が進んでいる所では、運営する人が居なかったり、居てもお客さんが来なかったりしそうです。」
「ああ、町でも空き家が目立つ、まずは町から元気にして行きたいね。」
「作田さんは県内を回られて如何でしたか?」
「賑わっている観光地も有るが…、そうだな、改めて少子高齢化を実感したよ、市民政党若葉はネットで始まったという事情が有り高齢者に弱いだろ、選挙戦のネックだな。」
「その辺りは党員の方に頑張って頂くしか無いですね。」
「でも君達が、肩書として市民政党若葉発起人とか初代代表を使ってくれてる事で、市民政党若葉の名前を広めてくれてるのは大きいよ、県連副会長として各支部を回らせて貰っているが、どこでも君達のグッズ販売目当てに人が集まってるのが実情さ。
爺さんと婆さんが、愛華さんか清香さんのポスターどちらにするかで揉めて、結局両方買って行ったりとかね。
政策は良く分からんが、瀬田和馬が立ち上げた党なら一票入れるという人もいたよ。」
「一般市民に政策を深く理解して頂くのは難しいです、県政が直接自身の生活に影響するのは一部の人だけです、結局選挙は知名度に左右されますね。
自分達は、公職選挙法や制約が無ければテレビでも応援出来るのですが…。」
「それは仕方ない、選挙戦を頑張るよ、市町村と一体となった県政を目指してね。
県内の全市町村長が市民政党若葉所属となれば、更に党のシステムが活かせるのだが、党員以外には理解されにくいのだよな。」
「ですね、本間市長が表明した、公営エネルギーセンター構想でも、党員はその有効性を理解していますが、党員外にはまだ伝わっていない様です。」
「民間のガソリンスタンドに代わる施設、高めに設定するというガソリン価格にばかり目が行ってるみたいだからな。」
「ガソリンを入れに行くためだけにガソリンを消費しているという現実と向き合って貰わないと、批判的な記事を書いてるのは都会に暮らす三流記者でしょう、まあこれから地方の現状を番組で紹介して行きますから大恥を欠く事になりますが、大した取材をしない人はそんなことは気にしないかも知れません。」
「私が知事になったら県営としてガソリン供給も電気や水道ど同じ列に加えるつもりだよ、そこまで本間さんと話を進めているんだ。
まずは、苗川で試験運用だが単独の市では効率が悪いだろ。」
「ですね、作田さんはエネルギーセンター構想を県営として進める場合、どの様な構想をお持ちなのですか?」
「本間さんと相談しているのは、ガソリンスタンドを維持し、水素ステーション、電気自動車向けの充電スタンドの他にプロパンガスや炭や薪まで扱う事を視野に入れ、大型店には商業施設を併設する、国道沿いを中心にバランス良く配置したいね。
民間のガソリンスタンドが消えつつ有るのだから、行政がカバーして行く一つのモデルケースとして全国のガソリンスタンド過疎地に可能性を発信したいんだよ。」
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