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政権-09 [シトワイヤン-14]

俺達は市民政党若葉が政権を握るとしたら、一番のウイークポイントは外交だと捉えていた。
そして、外交に関して自分達に出来ることは無さそうだとも。
それが変わったのは、統一地方選挙の前、海外メディアの取材を受けてから。
取材してくれた彼は党のシステムに興味を持ち、他国での展開は可能なのかと尋ねてくれた。
俺達は話し合い、国境なき政党の可能性を考え、ネット上に構築するのなら出来なくはないとの結論に、そして準備を進めて来た。
参議院選挙後にと考えていたのが、党が政権を握ってのスタートとなる。
その正式発表を前に本間市長と。

「海外メディアはどうだった?」
「日本を含め五か国でスタート出来そうです。
四つのメディアとは正式に契約を交わし、双方の不利益にならない形を取ります。」
「スムーズに行ってるのか?」
「はい、苗川まで取材に来る人達です、市民政党がどう成長して来たのかご存じですし、そこからの発展形は大きな社会実験として興味深いと感じて頂けた様です。
スタートからの参加とはならない数社も取材し報道してくれることになってます。」
「何から始まるのかな?」
「まずは党のルール確認、それと並行して、国際問題の研究に取り組んで行きます。
党本部のみでスタート後、各国のエリアを順次オープン、貧困層に仕事を作れるかどうかをメインテーマに動き始める予定で、輸入出来る商品を模索することになると思います。」
「苗川に輸入雑貨の店でもオープンするのか?」
「ええ、まずは参加五か国の商品を置きたいです、Citoyenの店と抱合せる形で全国展開を目指します。」
「はは、気が早いね。」
「世界市民党が社会貢献を考えている事をはっきり示して行きたいですからね。
一括購入で輸送コストを下げます。」
「政治的な活動は?」
「まずは研究からになります、国境なき政党として、参加者が統一見解を持って国際社会にアピール出来るまでには時間が掛かります。」
「でも、それを狙っているのだろ。」
「はい、国家レベルでは動きにくい事でも、国を離れた国際的な組織、透明性の高い組織が国連とは違った視点で活動して行く事に大きな可能性を感じています。」
「維持管理センターを苗川に置く以外はすべてネット上で展開、流石に市民政党若葉の様なリアル政党にはならないだろうな。」
「そうですね、世界市民党としては有り得ないと思います、ただ、市民政党若葉のシステムを利用した政党作りの動きは幾つか有りまして、上手く行けば株式会社和馬の収入源に成るかも知れません、人口が日本ほど多くない国の政治をクリーンにするのは難しくないと考えている人たちがいるのですよ。」
「そこと、世界市民党との関係はどうなのかな?」
「全く別でスタートしますが、協力関係が築けたら、既存の枠組みとは違うものが出来るかも知れません。
国民性の違いから、簡単ではないと思いますが。」
「国民性の違いか、価値観の相違は大きそうか?」
「経済的に余裕が出来れば…、衣食足りて礼節を知るということだと思います。」
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