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猫田小夜-08 [化け猫亭-01]

「小夜ちゃんは、森友、加計の問題、どう思う?」
「谷口さん…、詳しく調べる気にもならないのですが…、森友は籠池容疑者に振り回された人達が迷惑したという単純な事ではないのですか?
司法に任せれば良いのに野党が…、国レベルで考えたら極めて小さい事をだらだらと、マスコミが必要以上に取り上げたから与党に多少のダメージを与えたのかも知れないけど、野党の酷さを改めて国民に知らしめましたよね。」
「だよな、加計学園の問題も似た様な事かな?」
「加計学園問題では、皆さん重要なポイントから目を逸らしていて…。」
「小夜ちゃんが問題視しているのは?」
「獣医師不足です、ペットを対象とした獣医は足りていても、家畜の疾病予防や食肉検査に係わる獣医師不足が指摘されていましたよね。」
「そう言えば、ちらりと耳にした記憶が有る。」
「本当に野党が馬鹿だと思うのは、このアンバランスを解消する案を国民に分かる形で出さない、出せないで、だらだらと加計学園の問題を論じている事です。
大体、あの論調だと、友人が総理大臣になった人は大きな仕事が出来なくなりますね。」
「そうだな…。」
「私だったら、家畜専門の獣医師資格を新設する法案、もしくは家畜に関係する獣医師の待遇改善に関連する法案を提出しますね。
加計学園の問題をだらだらやっているより、うんと建設的だと思いませんか?」
「籠池容疑者が考えた小学校は無くても全く問題無いが、加計学園の獣医学部新設は必要としている人が居るのかな。」
「でも、卒業生が全員ペット向けの動物病院へ流れたら、その存在意義は大きく無いです。
ペットにお金を掛ける人が増えているのなら需要は有るのでしょうが。」
「う~ん、あまり気にしないで官僚の問題ばかりに目が行ってたよ。」
「それも…、官僚は保身が仕事の一つですから、ミスを隠そうとするのは当たり前、でも、一国の大臣が官僚のしている事を全て把握する必要も無ければ、官僚のミスで辞任するする必要も有りませんよ、そんな事を考えていたら組織は成り立ちませんね。」
「小夜ちゃんは与党寄りなんだね。」
「谷口さんは違うのですか?」
「官僚政治に少し疑問を感じているのだが。」
「ふふ、あってはならない事ですが、今の野党が政権を取った状況をイメージ出来ますか?」
「確かにイメージしにくいが…。」
「官僚に頼るしかないのですよ、ほとんど。
民主党政権時代については高校生の頃に調べた事が有ります。
出来もしない公約を掲げて政権を取ったはいいが経済政策に失敗とか、そんな状況下でも官僚は官僚として、天下り先を作ったりしながら働いていたと思いますよ。
馬鹿でも人気が有れば国会議員になれますが、それを支えているのは、ずる賢い官僚ですよね。
しばしばミスがバレて批判の対象になっていますが、今の官僚組織に代わるものを作ろうと思っても、馬鹿が国会議員をやれるこの国で、今以上の組織は無理じゃ無いですか?」
「そう言われてしまうと…。」
「因みに、今の野党党首が間違って総理大臣になってしまったとしたら、外交、経済中心にとてつもなく不安です。
とりあえず安倍首相を退陣に追い込みたいとしか考えてない、日本の事をまともに考えているとは考えられない人達、諸外国から日本が低く見られて、日本は衰退してしまいそうです。」
「う~ん。」
「問題は安倍首相の後継ですね。」
「そうだな…、しばらく前から女性総理の話が出ているが…。」
「怖いのは、能力を無視して、女性だからという理由で選ばれる事です。
国会議員には馬鹿でもなれると証明されています、そのままの流れでとんでもない人が総理大臣になってしまったら…、ずる賢い官僚が頑張っても日本は衰退しますよ。
性別関係なく本当にこの国のリーダーに相応しい人が今の政治家の中に居るのなら、安倍総理の後継候補として紹介して欲しいですね。」
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