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神沢祐樹-157 [高校生会議2-24]

「そろそろ時間ですね。」
「今日は皆さんとお話し出来て楽しかったです。」
「チームVivaceが本格スタートなら、自分の就職先を自分で確保して拡大して行く事も出来そうで、最高に面白いです、社長なんてめんどくさそうなのは祐樹くんにお任せしてね。」
「天野さんはそういう感覚なのですか、まあ、自分がこの場に居られるのはお袋のお陰、感謝ですよね。」
「高井さんはマザコンじゃないよね?」
「そうじゃない! 杉山の二番目、もう少し親に感謝しろよ!」
「あっ、怒られた。」
「沙織姉ちゃん、喜ぶ所じゃないと思う…。」
「御免なさい、沙織は少し口が悪くて、思った事をすぐ口にしてしまう…、まあ、男の人に怒られる事は余り無いので新鮮だったみたいですが。
これから、色々学ばせて頂きたいと思っています、皆さんよろしくお願いします。」
「おっ、姉がフォローしてまとめたぞ。」
「妹は中学生ながら冷静だな。」
「な、何よ! 上から目線で。」
「思ってた以上に良さそうね、祐樹くん柳井さん、杉山三姉妹をユニットとして柿川フレンズから緩く売り出すってどうかしら、優香ちゃんが頑張ってるけど、あまり負担を掛けられないでしょ。」
「なるほど、三姉妹のユニットって結構いるのですか?」
「聞いた事無いですが昨夜可能性を考えていたのですよ、大人しい人ばかりではインパクトが弱いと思いませんか?
彼女達は仲が良いのか悪いのか良く分からないところが面白くて、で、普通に可愛いじゃないですか。
アイドルグループだと、少なくとも仲良しのふりをしなくてはいけない、でも姉妹なら、喧嘩してても微笑ましいですよ。」
「なるほど、沢井さんのお話し、杉山さん達は如何です?」
「私は考えてもみなかった事なので…。」
「優香ちゃんは、かっこいいです同い年だけど憧れです。」
「沙織さんは?」
「祐樹くんのお役に立ちたいとは思います、ただ、姉は進学が決まっていますが私達は…、妹はともかく私はプライドが…、祐樹くんと同じ柿川校に進学したいです。」
「うん、その妨げにならない程度なら良いのかな?」
「は、はい…。」
「しおらしくなったな。」
「うん、沙織さん達は表情が豊かなんだよ、祐樹くん、三人とも祐樹くんと活動したいって昨日話してたんだ、レギュラー番組とかでも機会を作って上げられないかな。」
「そうですね、学校は違いますが何とか出来るでしょう、理沙ちゃん、優香とのからみはどう?」
「お友達になれたら嬉しいです。」
「沢井さん、この三人に罵倒される男って如何です?」
「あら、柳井さん、気が合いますね、罵倒されたそうな野郎に心当たりは有りますのよ。」
「さすがお姉さまです、その辺りの茶番だけでも私達の活動資金はひねり出せそうですね。」
「もちろんよ、ひと稼ぎしてオフィス白川の勢いを更に上げるのでしょ。」
「ええ、柿川フレンズには若手が不足していると感じていたのです、香織さん良いでしょ?」
「えっと…、父と相談しないと…。」
「具体的な話は夜の女子会でね。」
「沢井、俺達は入れてくれないのか?」
「だめよ、目つきがいやらしいもの。」
「そんな~、杉山三姉妹の可能性を語り合った仲じゃないですか~。」
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