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神沢祐樹-32 [高校生会議2-12]

「みんなもっと食べてね。」
「はい、有難う御座います。」
「でも、よっちゃんは、食べ過ぎない様に気を付けた方が良いかも。」
「あっ、はい、美味しくて…。」
「よっちゃん、入学してみて高校はどうだい?」
「緊張しています、中学の時は成績上位でしたが、各中学から優秀な生徒が集まった高校なので、痩せる思いです。」
「ふふ、思いだけなのでしょ?」
「千恵、まだ始まったばかりだから外見に現れていないだけよ。」
「今のまま、健康的な体型を維持しなさいね。」
「はい、頑張ります。」

「白川さんは経営関係に進学希望という事だが、やはり会社経営を意識してるのかな。」
「はい、岩崎雄太社長に憧れています。」
「起業してみたいとか?」
「はい、ですが起業に拘らず、会社の再生とかも意識しています。」
「お父上の跡を継ぐとかは?」
「それは何となく弊害がある様な気がしています、私には規模が大き過ぎる気がしますし。
父は、祐樹さまの様な方に託したいと話しておりました。」
「はは、祐樹は白川社長と何時お会いしたんだ?」
「一週間前ですが…。」
「松永さん、これは微妙ですな。」
「岩崎社長は常々、他の企業にも頑張って貰わねばと話しておられます。
白川社長を応援せざるを得ないのかも知れませんね。」
「う~ん、二人が同じクラスになって隣りの席と言うのはホントに偶然なのだろうか?」
「え~、隣の席と言うのは教師の陰謀説が出ていますが、流石に同じクラスというのは偶然ですよ。」
「そうなのです、私と祐樹さまは運命の出会いをしてしまったのです。」
「はは、もてる男は大変だな、祐樹はどうなんだ?」
「絵美が運命と言うのならそうなのかも知れません。」
「えらく素直なんだな。」
「彼女は、社会問題にも興味が有り、知的好奇心の塊みたいな子なんです。
それで…。」
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