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板垣千景-08 [高校生会議2-05]

対談の模様は編集され色々な形で視聴して頂く事に成っている。
その編集が終わる前に…。

「千景、今日竹本社長とお会いして来てな。」
「へ~、社長はお父さんと接点とか有ったんだ。」
「いや、そういう訳ではなくて、千景にブレーンの一人として活動して貰えないかというお願いをされてな、高校一年生という立場を考えたら、先に保護者の承諾を得て置くべきだと考えて下さった訳だ。」
「ブレーンか…、お父さんはどうお応えしたの?」
「本人の意思を尊重させて頂きますとお答えしておいたよ。」
「そっか…、ねえ…、お父さんはさ、職業としての政治家って、どう思う?」
「有りだな、最近の千景を見ていると悪くないと思うし、何より周りの人達がな、お前が被選挙権を得たら全力で担ぎ上げたいって、まだ選挙権すら持っていない高一の女の子をだぞ。
それだけ人々の信頼を得ているという事だな。」
「うん…。」
「だいたいだな最近の議員なんて能力的に怪しい二世やブームに乗っかった素人、知名度だけのタレント議員が幾らでもいる、そんな連中に比べたら、すでに組織に良い影響を与えていて、被選挙権を得るまでに沢山の学習が出来る…、本来政治家は若い頃からしっかり学習し経験を積んだ上でなるべきだと思うんだ。
次のステップとして、竹本社長のブレーンとなり経験を積まさせて頂く事は悪くないと思うよ。」
「そうね、一度社長とお会いして…。」
「スケジュール調整はするが希望は有るか?」
「学校が有るものね、それじゃあ…。」

数日後、私は竹本社長達と会食。
その場には時間の都合がついた他のブレーンの方も同席された。
大学教授、保育園の園長、町内会長といった顔ぶれは新鮮。
皆さんは編集の終わった対談映像をご覧になったそうで、お褒めの言葉を頂いた。
そして、私がブレーンとしての職務を果たしながら、将来への経験を積むという考えは皆さんに受け入れて頂けた。
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