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板垣千景-07 [高校生会議2-05]

竹本社長との対談。
テレビカメラの存在に少し緊張はしたが、挨拶の後は…。

「千景さんが政治に興味持たれたきっかけは何ですか?」
という問いには、憲法を学習した時の話しや中学の自由研究の話をし…。
「竹本社長は、みどりの風、市政部会の部長をしておられますが、市政の問題点をどの様に見ておられますか?」
「歳出のアンバランスだね、簡単に言ってしまえば、税金を使うべき所に使わないで、さほど必要でない事に使っているて、更に使おうとしている、君もそんな気はしてないかな?」
「はい、今の市政では取り敢えず施設を作るという感じで、公園を作る予算は有っても、その維持管理の予算は充分用意されていません、その結果、草で荒れてる公園も有ります。
公園の維持管理は、住民のボランティア頼みばかりでは行き届きません。
私の祖父が住む都会の公園は維持管理にしっかり予算が下りていて、何時行っても綺麗です。
柿川市の過去は分かりませんが、今は岩崎関連の会社や工場、倉庫が増え税収はそれなりに有ると思います、必要性の低い新しい施設を建設する予算が有るのなら、現在ある施設の維持管理にもっと予算を回すべきだと思います。」
「維持管理に予算配分をするメリットを君はどう考える?」
「安定雇用の確保です、現時点で老朽化の進んだ施設も幾つか目に付きます、年間を通して市内の色々な施設を補修して行くだけでも、それなりの雇用に繋がると思います。
更に踏み込んで、市政に係わる仕事に携わる人や福祉関連で働く人の待遇改善まで考えて下されば、経済活動の活性化にも繋がると思うのですが。」
「そうだね、福祉関連の給与水準は低すぎると思う。
若者が安心して結婚、子育てを考える事の出来る水準まで上げる必要は私も感じているよ。
では、教育面はどうかな?」
「岩崎の仲間が調べていますが、まずは貧困対策を充分に行う事が先だと思います。
貧困家庭に生まれた事がハンディにならない社会になれば、教育関連の問題も随分解決出来ると思います。
教育に関しての具体的な取り組みは、岩崎高校生会議で調査研究だけでなく、実際に学校改善チームが高校や中学の部活に係わったりもし始めています。
ですが市役所サイドの後押しが得られていません、中には面倒な仕事を増やしてくれるな、と考えている職員もいるようです。
そんな状況ですが、私はより多くの大人が学校教育に係わる事によって改善される問題が多いのではないかと感じています。」
「具体的には?」
「部活の指導を教員主体で行うのではなく外部指導者に任せれば教職員の負担が減ります。
法改正が必要になりますが。
指導と言う形でなくても大人が共に学んだり、スポーツや趣味の活動を共にする事が可能になれば、子ども達の視野が広がりますし、いじめがしにくくなります。」
「問題点はないのかな?」
「悪意ある大人をどう排除して行くかです。
ある程度人数を多く出来れば互いに注意し合えると思いますが、誰でも良いとはせずに資格を取って頂く必要が有るのかも知れません、お仕事との兼ね合いも有ります。」
「そうだね、私も研究してみるよ。」

竹本社長は敢えて色々な話題を振られたと思う。
市が抱える社会問題は多岐に渡る、それらを私の口から聞きだしたり、ご自身で語られたりした。
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