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岩崎高校生会議-30 [高校生会議-19]

岩崎国際同盟発足を受けて岩崎王国は海外支社の体制を徐々に変更している。
利益はその国への再投資に回すという原則は、各国の国情と岩崎への協力姿勢などから判断し見直された。

「大震災がきっかけで岩崎国際同盟が発足、このタイミングで支社長会議のネットワーク完成度が上がった事は大きいですね。」
「そうね、国同士の繋がりが強くなった段階で、支社間の横の繋がりが強化されたとも言える、岩崎の海外展開が大きく変わるわね。」
「生産、販売体制がより効率的になりつつ有ると感じましたが、同盟に参加しそうにない国でも、拡大速度を落としはするものの継続的に活動して行くのですね。」
「ええ、岩崎王国の印象を悪くしてはだめでしょ、岩崎を正式な国と認めて下さら無くても友好的な国は多い、重要なマーケットでも有るわ。」
「そうですね、政府は岩崎王国に無関心でも、国民がボーダーレス教団グッズを沢山購入している国が有りました。」
「ふふ、そんな国では岩崎高校生会議が政党みどりの風をこっそり立ち上げ、政権政党を目指そうとしてるわよ。」
「すぐには無理でも何年後かには同盟の一員となる可能性が有るのですね。」
「ええ、支社の対応は国ごとに違いが有って単純じゃないのよ、高校生会議が活発かどうか、ボーダーレス教が広まってるかどうかだけでなく、治安や政情も考慮しないといけないでしょ。
だから岩崎国際同盟だけに拘っていては駄目でね、幾つかの王家からは、新たな枠組みを応援するとの言葉を頂いてるわ、彼等は国連とは違った国際平和会議の開催に興味が有るの。
準備チームは経済的視野からの国際平和を考えていて、そうね経済問題を現場レベルで検討しているという感じかしら、その結果を推進して行くためには、先進国も名を連ねる様な国際機関が必要になるのよ。」
「既存の組織では動きにくいですね、友好国が多く参加して下されば、実の有るものに成りそうですが、岩崎王国を正規の国と認めていない国への働きかけはどうしますか?」
「日本その他の友好国が提案するという形でスタートすることになるでしょうね、岩崎を前面に出す必要はないのよ。
実際のネットワーク運営は担当してもね。」
「あっ、日本が主導権を握る事も可能…、岩山総理の国際的な立場が強くなるかも知れません。」
「でしょ、総理は大変だから、せめて岩崎の友好国と日本がより仲良く出来る様、お手伝いさせて頂くのよ。」
「はい…、リアルで日本人だという事を忘れかけていました。」
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