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プロローグ-05 [高校生会議-01]

「さてと、まずは飲み物でもどうかしら。」
「私、手伝います、久兼先輩、私は遥香さまの好みも心得ていますから。」
「茜ちゃん有難う、お願いね、でも先輩というのは世界観を崩すわね…。」
「あっ、そうか…、優子さんで良いですか?」
「構わないわ、遥香さまはお姫様モードのパターンによって、優子でも優子さんでも構いませんよ。」
「先輩を呼び捨てなんてすごい試練なのですが。」
「お遊びの演技と考えて、さらっと流してくれれば良いのよ。」
「演技ですか…、優子さんの意向に沿える様に頑張ってみます…、茜、紅茶お願いね。」
「はい、遥香さま、優子さん、どこでどうすれば良いですか?」
「お良~、茜ちゃんに飲み物関係教えてあげてくれない?」
「分かった~、そうだ、私はメイドのリーダーという設定にしようかな。」
「任せたわ。」
「じゃあメイド見習いの茜ちゃん、こっちよ。」

「遥香さま、私は家庭教師として岩崎高校生会議第十七支部の活動を紹介させて頂きますね。
それと学校の学習面には援助の必要ないかもしれないけど、学習効率を上げるお手伝いぐらいは出来ると思うから、気軽に相談してね。」
「お願いします、学習に関しては私なりに考えている事も有りますので…、優子さんは進学希望なのですか?」
「ええ、岩崎学園大学への進学が確定してるの、入試に向けての学習で無駄な時間を使う事なく、広く興味の有る事、今は組織作りに挑戦させて貰ってるのよ。」
「スーパー特別推薦枠で高二の三月に確定済という事ですね、では安心して頼らせて頂きます。」
「遥香さまもスーパー特別推薦枠をご希望なの?」
「まだ決めていません、特別専門職コースも有りますし、まだ具体的な将来像が描けていませんので、これからです。」
「どの様な道を選んでも、私達は、全力で支えさせて貰うから安心してね。」
「はい、お願いします。」

「遥香さま、お茶が入りました。」
「茜、有難う。」
「優子さんもどうぞ。」
「有難う、では、茜ちゃんも揃った所で支部の説明をさせて貰うね。」
優子さんの説明は分かり易かった。
一通りの説明が済んだところで。
「この後、サポートスタッフメンバーが来るの、今、高校生だけなのは高校生の自主性、主体性を重んじて頂いてるからなんだけど、先輩方の協力なくしては充実した活動が出来ないのも事実。
遥香さまにとっては、また面倒な時間が待ち受けている訳だけど宜しくね。」
「はい、覚悟は出来てます。」
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