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114-旅 [キング-12]

マリアは城の子の先生役を楽しんでいる様に感じる。
そして尊達、大人の年齢に達した者はマリアの手を離れようとしていた。
大きな決断を下した尊に、マリアは思うがままにやりなさいと話したという。

「第四惑星は安定して来ました、国民の皆さんも生活に慣れ、大きな問題もなく町を広げて下さっています。
第五惑星は海中のプランクトンが増えて来ています、間もなく植物の種子も蒔きますが、やはり痩せた土地ですから緑地が広がるまでには時間を要すると思っています。
このスピードを考えた時、次に改造を予定してる惑星へ一度行って装置を置いて来ようかと思います。」
「いよいよ次なる展開という事か、何時頃出発するんだ?」
「半年後ぐらいでどうでしょう。」
「それだけの期間があれば引継ぎも大丈夫だ、国民も心の準備が出来るだろう。」
「どうかしら、城の子はマリアさまと国民を繋ぐ存在、神の子がいなくなったら寂しがるでしょうね。」
「帰って来るまでは、やはり長期間になりそうか?」
「はい、高速船での移動は片道一週間、向こうで一年ぐらい作業をする予定です。
僕らにとっては一年ぐらいですが、移動の速度と距離から計算すると、国民にとって十年が経過してると思います。」
「はは、今回はちょいと近所までという事なんだな。」
「はい、移動に要する時間は長くありませんから。」
「今回は和の国コロニーだけで行くのか?」
「ええ、残して有る三つのコロニーは衛星に格納庫を作って保管してあります、他のコロニーはすべて原料に形を変えて衛星と和の国コロニーへ分けて保管、小型高速艇などはコロニーの格納庫に収めます。」
「町とは連絡を取り合えるのか?」
「移動中は無理ですが、向こうへ着けば四年半後の町の映像が見れます、ただ連絡は取らないで僕達が一方的に観察するだけにします、第四惑星はもうお任せしたのですから。」
「それもそうだな。」
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