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原石-02 [飯山美里-05]

初仕事の後、すぐにブログの更新をして貰いました。
反響は予想通り、書き込みが増える早さとその内容が人々に与えたインパクトの大きさを示しています。
夜は飯山さんのお宅に集まってのミーティングです。

「横山社長、良いスタートでしたね。」
「ええ、美里ちゃんの笑顔に心を射貫かれた人が続出ですよ、予定外の隆くん登場にも慌てる事なく対応出来る能力の高さ、スポンサー企業からも、お褒めのメールを頂きました、えっと、本日の主役は?」
「夏休みの宿題に取り組んでます、その後は発声などのトレーニング、今日の反省は録画を繰り返し見て済ませて有ります。」
「あんなに上手だったのに反省ですか?」
「美里ちゃんは、子どもにしては上手というのではなく、大人のプロと同じレベルを目指していますからね、でもさすがに今日は先生から沢山褒めて頂けたみたいで、実際、進歩の早さに先生方も驚いてみえます、通信教育でも力の有る子なら伸びるという事の証明になりそうですね。」
「美里ちゃんプロジェクトが次のステップへ行けるという事ですか?」
「ええ、もちろんです、テレビ局もスポンサーも乗り気ですからね、今日の放送を見てテレビCMの打診も来ました。」
「えっ、早過ぎませんか?」
「すでに、先日撮影した映像を編集してあちこちに送っておきましたからね、それと今日の放送を見たら早い者勝ちだと思う人がいても全く不思議では有りません、今なら撮影の条件がここに限る、美里ちゃんを撮りたかったらここまで来て下さい、でも行けると思いますし、それもまた話題性があって面白いと思います、当分の間、美里ちゃんを仕事で都会に行かせない方向性は本社広報部も賛成してくれてます。」
「効率を考えたら、また美里ちゃんがそういった世界で活躍する事を考えたら東京へとなるのでしょうが…。」
「彼女自身はアイドルになるとかスターになるとかはそんなに考えてないみたいです、それより過疎の問題を考えていて、それに取り組むお父さん達の役に立てればと。」
「なんて良い子なんだろう、そんな心のまま育って欲しいですが…。」
「皆そう思っています、だから撮影スタッフをここへ呼びつける事が可能になってるのですよ。」
「ここの広告塔として美里ちゃんを売り出しスポンサーを集めるという話は、初めて聞いた時違和感が有りましたが、こんなに簡単に実現するとは田川チーフマネージャーのお力はさすがです。」
「いえ、このスピードは当初考えていませんでした、すべて彼女の力ですよ。」

実際、他の仕事をしながらと考えてたのが美里のマネージメントに掛かりっきりになってます、スタッフも増やす方向で、これじゃあ私の婚活に影響しかねませんが…、今日はおいしいお酒を頂けましたから良しとします。
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