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事業展開-12 [安藤優-10]

島津達の話しは続く。

「島津さん、映画が成功するかどうかが大きいですね。」
「それは社長も気にしてみえます、ご自身が主演ですから、誰も見てくれなかったら辛いよね、なんて話しておられました。
ただ、桜根の遠藤副社長を始め、楽観視してる方も多いです。
話題性は有るし、You&優の会員や桜根グループの社員や家族が見て下さればそれなりの観客数になるでしょう、今まで社長が出演なさった番組の視聴率を考えても、余程の駄作でない限り、そこそこの興行収入が上げられると話しておられました。
さらに、皆さんは映画を単体で捉えていなくて、そこに関しては安藤社長も同様ですが、色々なタイアップを考えておられます。
テレビ番組、関連本等を通して五か国を結ぶ一つの世界観を構築、そこへ関連グッズの販売や、各地を巡るツアー、イベント企画等々、安藤社長曰く、自分のお小遣いをはたいてでも対外的に成功したと思わせるだけの事はする、と話しておられましたから、本気の社長を見せて頂けると思いますよ、失敗したら恰好悪いからだそうで。」
「天才少年社長の本気ですか…。」
「遠藤副社長始め周りの方々も本気で、他にも色々な案が出て来てます。
話題性を高める為に、実験的作品として本編とは別に五作品を各国五人の新人監督によるサイドストーリーとして制作、その監督達が安藤社長を拘束出来る時間に制限を設け、社長と監督達とのバトルとも言える状況を作り出して仕上げる、そのメイキング映像を使ってさらに一つのドキュメンタリー作品を制作、映画として公開するかテレビ番組として公開するかは状況を見ながらとか。
とにかく、中途半端にやっても仕方ない、やるからには五つの国の友好関係を深めるつもりで取り組んで、佐々木総理の外交を手助けしようという考えもお持ちの様です。
映画の中にはYou&優のファッションショーの場面を入れたり、各国の美女が登場したり、色々な仕掛けも有って、男女問わず楽しめるエンターテイメントに仕上げると、遠藤副社長は話しておられました。」
「安藤社長も大変ですね、映画にかなりの時間を取られる事になりそうですが、社長としてのお仕事も有るでしょうに…。」
「そこは色々工夫して短期間で…、撮影中に仕事してたり、論文を書いていたりも有りとの事です。」
「普段のお姿をそのまま映画にという事ですか。」
「パソコンで文章作成中でも、お母様と会話出来るそうです、他の人とはさすがに失礼になるからしないそうですが。」
「はぁ~、天才は次元が違うのですね。」
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