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幼い頃-01 [安藤優-01]

安藤優はいささか変わった育てられ方をした、尤も本人がそれに気付いたのは小学校一年生ぐらいになってからだ、まあ、誰しも自分が普通だと思っている、否、そもそもそんな事は幼い頃考えもしないだろう。
小さい頃、母親は同じ部屋にいる事が多かった。
しかし彼の相手はベビーシッターがしていた。
それは母親が働いていた事による、かと言って彼女は出社する訳でもなく、ほとんど在宅で仕事していたからベビーシッターがどうしても必要だった訳ではない。
但しベビーシッターが来ているぐらいの事は特に変わった事でもなかろう。
彼の父親は会社の社長をしているし、母親もその会社では結構重要なポストにいたからだ。
しかし、そのベビーシッター達が普通ではなかった、毎日スケジュールに従って交代でやって来るのは日本人だけではない、様々な国からの留学生や研修生が外国語大学の学生と来たりしていた。
そして彼女らは皆母国語で優に話しかける。
これは彼が到底言葉を理解できないであろう頃から始められた。
発端は父の友人が生まれたばかりの赤ん坊を見ての一言だった。
「日本語と同じ様に赤ん坊の頃から英語で話しかけられる様な環境で生活したら、普通に二か国語が話せる様になるんじゃないか。」と父親に話したのである。
至って正論だ、両親が国際結婚という子どもの中には普通に二か国語が話せる子もいるからだ。
ただ、ここから話が盛り上がってしまった事は、優にとって幸いだったのかどうか…、未だに結論は出ていない。
話は、子どもが何か国語ぐらいまで理解出来るだろうかとなり、そのまま、その実験の為に環境を整えてしまったのだ。
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