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桜根-02 [チーム桜-04]

桜根関連の社宅や寮を管理する部門では。

「調べて行くとずいぶん無駄が出て来たな。」
「ああ個別では目立って無かったけど、社宅と寮の共有集中管理に参加する企業が増えたから、桜根傘下だけでなく、協力企業からの参加も多いからな。」
「引っ越して貰って、空き部屋を整理したら、幾つかの建物は必要なくなるんじゃないか。」
「場所によっては、他社の寮に住んだ方が自分の会社に通い易いってパターンも有るって気付いた?」
「そうか、有っても不思議じゃない、でもこの現状は、管理する予算の問題や社員数の変化とかが原因なんだろうな。」
「中小企業じゃ仕方なかったんじゃないか。」
「利用できる物件は、自分でリフォーム企画に興味が集まってるから何とか有効活用できそうだけど。」
「職人に頼むと仕事だけど、自分でやるのなら遊び感覚だからな、手伝ってみたいって人も出てきてるよ。」
「問題は老朽化した建物だな。」
「ああ、幾つかは取り壊すしかないと思うが、その後どうするか。」
「結構路線価の高そうなとこも有るけど。」
「社宅を建てるのは予算の問題が大きいからマンションを建てて売るか貸すか。」
「その利益で社宅とか寮を建てるか、でもマンションは建築費の問題が大きいな。」
「比較的安価で建てられる二三階建てのアパートクラスでも良いんじゃないか。」
「そうだな、幾つか試算を出してみるか。」
「でも住居にこだわる必要もないよな。」
「そうか、工場や倉庫の敷地が必要な会社が有るかもしれないし、安藤社長に相談してみようか。」
「ああ、それにはまず物件の状況を整理しないとな。」

「忙しいとこごめん。」
「あっ、井上さんどうされました?」
「横山社長と例の飯山部長の住居は社宅扱いにしたいけど手続き上はどうかな。」
「大丈夫です、こちらで家賃を支払ってお二方の給料からその何割かを引かさせて頂く様に、経理部とも話しを進めています、ただ…。」
「ただ?」
「ずいぶん安いのですね、家賃。」
「はは、まあ特別だからな、貸して下さる方の期待の表れだよ、まあ住民が合計九名増えたって喜んでおられるそうだし。」
「うわ~、山間部だとそういう感覚なんですね。」
「都会の社宅はどう?」
「そのまま利用できる所は問題ないですけど、老朽化した所が多くて、建て替えるとしたら半端なく予算が必要です、一応試算を出して見ようとは思ってますが。」
「そういう施設を抱え込んでた事が、伸び悩む会社の特徴でも有るのかな。」
「ですかね、でも不動産の物件としては良いのも有るんです。」
「そうか、生かしたいね、桜根関連に情報を流して活用方法を模索してみるか?」
「はい。」
「そうそう、自分は横山社長のサポートも受け持ったから協力頼むな。」
「う~ん、自分達の担当とは結びつきにくいかなぁ~。」
「だな…、でも空いた土地に木造で何か建てる時には横山社長を通してくれたら嬉しいかも。」
「あっ、そういう貢献も有るんですね。」
「頼むよ、かなり厳しい状況からの第一歩だからね。」
「はい、色々考えてみます…。」
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