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架空サークル-30 [動植物園再生-03]

説明を始める中山。

「売店部分の改装に関しては図面も出来上がってるし、外観をイメージできるパースもゴーサインが出たらすぐ公開できる。
外観に関しては始め方向性が掴めなくてちょいと迷走しそうだったけど、例の桐山学長からアドバイスを頂いて、すぐ決まった。」
「はは…、例のね、すごい理解者、うちの先生方も見習って欲しいものだわ。」
「だな、で、材料の手配もすぐ済む状態になってる。
ここまでの活動をすぐにでもパネルやサイトで紹介できる準備もしてある。
後は具体的な日程と、作業に参加する人の調整ってとこかな。」
「結構順調なんですね。」
「ああ、建築デザインの連中は他の施設の改修もイメージして、作品を残せないかって考えているぐらいだからね。」
「実際の作業って大変なんですか?」
「簡単だと思うな、今回は予算のことも有るから小規模改修にしたし、内外装中心の工事になるから、そんなに力仕事もないし。」
「先輩、隣の休憩所はあのままなんですか?」
「あっちは高所作業とかが伴うから簡単じゃないんだ。
デザイン面での案は幾つか出てるけど、学生主体で作業をするのは無理みたい。」
「そうですよね足場とか必要になりそうだし。」
「ま、いずれ綺麗にするという方向性はあるよ。」
「そうすると店のオープンは六月くらいですか?」
「そうだね、夏休みはしっかりとした形で動きたいから何とか六月中にはね…。」
「遅れるようだったら休憩所を利用して模擬店ってどうです?」
「模擬店はちょっとハードルが高いかもしれないが検討をお願いはしてる。」
「難しいんですか?」
「ま、お役所は色々制約が有るから微妙かな。」
「そうなのよ、学園祭っぽくやりたいんだけどね。」
「はは、さよりの色気で通したら。」
「ふふ、市長さん、お・ね・が・い。」
「市長に直でお願いするのか~?」
「やってみようかしら。」
「ちょっと待て、俺たちは真面目なサークルなんだぞ!」
「ふふ、お固いのね…。」
「あのな…。」
「中山、さよりは最終秘密兵器ということでいけるぞ。」
「い、いや…、そういう問題じゃないと思うんだが…。」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
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