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架空サークル-12 [動植物園再生-02]

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サークル有志の花見。
準備はほぼ終わった。

「佐々木先輩、後はさより達が色々持って集まれば、お花見始められますよ。」
「はは、お花見という名の宴会がな。」
「ところで…、さよりの大学の新人勧誘サークル紹介どうなりそうです?」
「ああ、運営スタッフから何人か参加してくれそうだし、春山さんも来てくれるよ。」
「自分は何をすれば?」
「西山は全体を見ていて気付いたことがあったら動く、でいいかな、予定外のことに対応してもらうかもしれないけど。」
「了解です。」
「あと、事前にあちらの学長先生との懇談の機会をいただいたよ。」
「えっ、当日じゃなく?」
「ああ、御挨拶させていただきたかったし、前もっての方がお互い安心だからな。
まずは保育園遠足支援プロジェクトについて春山さんから、そして活動全体の進捗状況については中山か俺が説明させていただく予定だ。
セッティングしてくれた、さよりさんに感謝してるよ。」
「さより動いてるな…、にしてもお相手の学長、すごい理解者ですよね。」
「ああ、サークル紹介当日も俺たちに付き合って下さって下さることになってる。」
「へ~。」
「とにかく女子大だからな、俺たちが動きにくい所をフォローして下さるんだ。」
「うっ、下手に動いたらやばいっすよね。」
「その通り、真面目な話ししかしないから問題はないとは思うけど。」
「ですよね。」
「なあ、中山はサークルの説明、俺の方が良いって言うんだけど、西山はどう思う?」
「はは、中山先輩逃げ腰ですか?」
「やっぱ、あいつ逃げてるよな。」
「でも、自分は佐々木先輩の方が適任だと思いますよ。」
「えっ?」
「女の子対象のイベントで中山先輩じゃ…。」
その時、背後から声が…。
「えっ? 俺じゃあ? 西山健、俺に何か不満でも?」
「あっ、中山先輩、こ、こんにちは。」
「何か今、俺の悪口言ってなかったか、こいつ…、な、佐々木?」
「はは、中山は存在するだけで、人にプレッシャーを与えるんだから、許してやれよ。」
「なあ西山、女子大でのサークル説明は佐々木の方が適役だよな。」
「は、は…い…。」
その時、背後から声が…。
「健くん、どうしたの?」
「あっ、さより…。」
「あ~、中山先輩ったらまた。」
「ちょっと待て、またってなんだ?」
「私の健くん、いじめないで!」
「ちょっと待て~、お、おれは…。」
「はは、なんだ、さよりさんは、もう中山を手なずけてたのか。」
「おい、佐々木…。」
その時、背後から声が…。
「あっ、光一くん、めっけ~。」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
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