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架空サークル-06 [動植物園再生-01]

バラ園近くの空き店舗にはサークルのメンバーが集まっていた。

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「ここじゃ商売としては不利だろうな。」
「どうして?」
「植物園まで足を運ぶ人の少なさだよ。」
「確かにそうよね、梅とか咲いていても、動物園の賑わいと比べたら寂しいものだったわ。」
「桜とか咲き始めたらずいぶん違うんじゃないか?」
「それも短期間じゃないかしら。」
「植物園内に売店ないもんな。」
「逆に植物園を訪れる人をターゲットにする手はないか?」
「年齢層高くない?」
「だろうな。」
「利益率高目の高級感あふれるもので勝負できるかも。」
「でもやっぱり目の前に遊具があると…。」

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「これって、どうしてここにあるか分からなくないか。」
「まあ色々大人の事情があったんじゃないの。」
「無くしたいとは思うな。」
「ここの動物園と植物園の境目感って微妙よね。」
「でも、この屋根付きの休憩場は強みじゃないか?」

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「そうね、この休憩場も売店と一体と捉えて良いかも。」
「そこにバラ園があるということを考えても、季節ごとの取り組みがあっていいんじゃね。」

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「ローズティーとか…、今なら梅こぶ茶とか。」
「でもやっぱり子ども対象のも置かないと、売上は伸びないんじゃない。」
「だな。」
「曜日とか、平日休日とかで色々変える手も有りでは?」
「そうか、ここは俺等の実習の意味合いもあるから、毎日同じである必要はないかもしれないな。」
「お客さんの状況で変化させれたら面白くない?」
「暑い日もあれば寒い日もある、雨の日だって。」
「雨の日なんてお客さん少なそ~。」
「でも逆にそんな日に来て下さる方を、きちんとおもてなし出来たらリピーターになって下さるかも。」
「俺たちがさ、お揃いのトレーナーとか着て園内の巡回するって企画もあるだろ。」
「うん。」
「それで、このサークルのことが認知してもらえたら、ここの店まで足を運んでくれる人増えるんじゃないか。」
「サークルの参加者が増えると良いのにね。」
「目立つレベルでね。」
「ちょっと先だと思うけど、私は、ここがうまく行ったら、活動を広げていけないかと思っているの。」
「おお~、夢は大きくってことかな。」
「賛成だ、名古屋ってさ街の規模の割に文化的なこととか、いまいちな所があるじゃん。」
「だな、でもまずはここからだ。」
「ああ、がんばろうぜ。」


花ワールド-hirata
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