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F組三国志 16-1 [F組三国志 16 谷口あやか]

あ~、やっぱだめだった…。
わたし的にはがんばったんだけどな、こんなに積極的になれたの、嶋くんが初めてだったのに…。

「あやか、いつまでも暗い顔してると幸せは寄ってこないぞ。」
「あっ省吾さま。」
「パフェ来たよ。」
「あ、ありがとう。」
「あやかもチーム赤澤に登録してくれたんだろ。」
「はい。」
「だったら、早く、いつもの明るいあやかに戻ってくれな。
チーム赤澤はレベルの高いメンバーが多いから、あやかの良いとこに気づいてくれる人も少なからずいると思うよ。」
「うん。」

えっ、私の良いところ?
…、と、いうことは…、省吾さまは…、私の良いとこに気づいてくれてるってこと…?
うわ~、やっぱ、省吾さまってすてきだ。
嶋君にふられた私たちにパフェおごってくれたりするし。
でも…、私の良いところってなんだろう?
あっ、里美…。

「ねえ、省吾さま。」
「なに? 里美。」
「チーム赤澤ってどんな感じになってるんですか?」
「かなりやばいレベルで順調に動き始めてるよ。」
「えっ? やばいレベル?」
「登録者がどんどん増えてる、しかも学生だけでなく、大学教授、会社社長なんて人たちも登録して下さってるんだ。」

ど、どういうことなの?

「チーム赤澤の情報はネットで公開してるんだけどね、プロジェクトFのこと、はは、F組三国志なんて副題付きで矢野チーフたちが紹介してくれたし、プロジェクト梶田のことも高山チーフが中心となってガンガン発信してくれてる、嶋の親父さんも顧問の父としてではなく、会社経営者として個人的に関わりたいと言って下さって、すでに動き始めて下さってるんだ。」
「え~、そういうレベルなんだ。」
「ふふ、里美には理解出来ないようなレベルなんだけどね。」
「えっ? 梨乃、どういうこと?」
「そうね、今の私は父さんの会社のこと全く心配してないってとこかな。」
「でも、プロジェクト梶田ってこれから動き始めるんじゃなかったかしら?」
「もうとっくに動き始めていて、私を安心させてくれるだけのことをやってくれてるわ。」
「へ~。」
「そうそう、省吾さま、チーム赤澤設立総会には里美やあやかにも参加してもらって良いんですよね?」
「うん、まあ自由参加だし、二人ともメンバー登録してくれてるから出来たばかりのそのチラシ一枚ずつどうぞってとこかな。」
「はい、どうぞ。」
「うん。」
「へ~、会場は大学の講堂なんだ。」
「ほんとだ、でも簡単に使わせてもらえるものなんですか、大学の講堂なんて?」
「はは、大学総長もメンバーになって下さったからね。」
「えっ、省吾さまは、そんな方とも親しいってことですか?」
「うん、、今の総長は親父と仲良くてうちにもちょくちょく来て下さっているからね。
チーム赤澤設立総会も、元々、総長からの提案なんだ。」
「なんかすごい。」
「今までの流れ、今後の方向性などを聞いて下さった後で、それならばインパクトのある形で世にチーム赤澤の存在を知らしめてやれって。
マスコミに取り上げてもらうことも視野に入っていたから、すぐに動くことにしたんだ。」
「でも、動きがすごく早いって思わない、梨乃?」
「うん、私もそう思う。
で、高山チーフに早すぎませんかって訊いたら、優秀な人たちは、動くべき時には早く動くものなんだって、自分たちにプラスになるだろうことに乗り遅れたら損って感覚なんだって。
もちろん、ほんとにプラスになるかどうか様子見ということもあるのだそうけど、とにかく省吾さまという若いリーダーに賭けてみたいという思いが多くの大人たちを動かしたそうなの。」

なんかドキドキしてきた。
省吾さまのことはすごい人だと思ってたけど、私が思ってたレベルのお人じゃないってことなんだ。
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