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かめ-6 [かめ]

ところで、かめと言っても色々な種類が存在する訳で、大雑把にウミガメ、リクガメ、ヌマガメ…、といった分け方もされている。
しかし分類学的には実に様々な種類のかめが存在している。

その中で今日、私の住む地域で一般的に見られるのは、ミシシッピーアカミミガメとクサガメ、たまにイシガメ、稀にクサガメとイシガメの交雑種といったところか。

どれも通称ヌマガメの仲間なのだが色々違いがある。
クサガメとイシガメは生息域の違いは有るものの種としては近く、人間の黒人と白人の違いの様な関係にある、しかしミシシッピーアカミミガメとは全く違う種であり、人間とチンパンジーといったところか。

両者の違いは交雑種の存在を聞いたことがない、ということだけではない。
ミシシッピーアカミミガメの甲羅は剥離する形で更新される。
痛んだ甲羅も剥離脱皮という形で再生される訳だ。
これに対しクサガメの甲羅は生まれた時から、年輪を刻むが如く成長していくが磨り減ろうが痛もうが更新されることはない。

また当地の環境にもよるのだろうが、ミシシッピーアカミミガメは秋に地中で孵化しても、そのまま地上に出ることなく越冬し、暖かくなってから地上に出る個体が一般的だ。
それに対し、クサガメは孵化してすぐ地上に出る、もっとも秋が深まってから孵化した個体はそのまま地上に出ることなく越冬ということもあるだろうが。

また経験的に感じたことだが、イシガメ、ウンキュウのメスに比べミシシッピーアカミミガメのメスは気性が荒い。
特に産卵期は不機嫌な日が多くなる。
このことが日本在来種をおびやかしているのかもしれない。
外来種としてのミシシッピーアカミミガメの問題は色々論議されているが、日本の池の風景を変えたことだけは間違いない。
のんびり日向ぼっこをしていたクサガメの居場所で、ミシシッピーアカミミガメの姿ばかりが目立つ様になったのは事実だからだ。




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