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かめ-4 [かめ]

ウンキュウはかつて希少な存在だったそうだ。
それはクサガメとイシガメの生活圏の違いによるもの。
平野部を中心に生息していたクサガメと山間部を中心に生息していたイシガメとは出会う機会が少なかったという。

それが開発が進み出会う確率が上がり、自然界でも見られる様になった。
人間がウンキュウを増やしたとも言える。
メスのイシガメとオスのクサガメだけの環境を作れば容易に増やせるからだ。
うちの場合は環境が悪いので、孵化率はかなり低いのだが。

ここで一つの問題に行き当たる。
種の保存ということだ。
純粋なイシガメ、クサガメという種を守って行くことを考えればウンキュウが増えない環境を作っていくべきだろう。
が、幾つかの事例を挙げて考えてみたい。

進化の道筋で交雑種が生き残ればそれは、強い種が生き残るという自然界の法則に合致することかもしれない。

本来ならば生き残る筈であった種が人間の営みによって絶滅においやられた。
人間を自然の一部と捉えれば、これも強い種が生き残るということになるのだろうか。

愛玩動物の幾つかは人為的に作られ、種の固定化がなされてきた。
おかげで愛らしい動物たちに心を癒されている人も少なくない。

人間の場合、純粋な血統に重きを置く人がいる、もっとも2千年3千年と先祖を遡って行けば100%〇〇人など存在しないとも思うのだが。
このことは民族間の対立、人種間の対立の一因になっている。

所謂ハーフは、時に両親の特質から優秀なものを受けつぐことがある。
スポーツ、芸術、その他の場面で心当たりのある人も多かろう。

地球上に住む人類という捉え方をした場合、白人も黒人も関係ない。
もちろん黄色人種、ハーフも含めてだ。

答えのないまま、ひとつ記しておこう。

「人間によって絶滅に追いやられた種は数え切れない。」





Christian Dior
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コメント 2

パトラ

人間優先の意識で、絶滅したものは数知れないと思います。


えっと~
「メスのイシガメとオスのイシガメだけの環境を・・・」は
メスのクサガメ?
by パトラ (2008-09-29 00:22) 

おにい

失礼しました(汗)
直しました。
by おにい (2008-09-29 15:57) 

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