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TV収録-4 [Lento 7,TV収録の日]

それにしても、私も今まで色々なインタビューを経験してきましたが、ピアノで答えていただくというのは初めてで、不思議な感じがしています。
何か特別な練習をされたのですか?」
ピアノが、それわね、っと奏でて、たどたどしい子守歌に変わる。
真子が説明する。
「和音が5歳になった頃、妹が生まれたんです。
その妹にずっとピアノで話しかけていたのが、成長につれ対話になっていったそうです。
そして、和音がピアノに向かっている時、妹がいたずらしたら…。」
ピアノは、だめよ、そんなことしちゃ、と奏でる。
「それでもやめないと…。」
和音は、やめなさい! と、強く鍵盤を叩く。
「で、いたずらをやめると…。」
がらっと雰囲気を変え、おりこうさんねという感じの優しいメロディが流れる。
「小さい頃は、こんな感じだったそうなんですが、成長に合わせて会話の幅も広がったそうで、今では、お姉ちゃん私の白いバッグ知らない? とか聞かれると。」
それはねっ、て感じで、メロディが流れる。
「あっ、あったわ、お姉ちゃん有難う、となるんだそうで、長いことピアノで妹の相手をしている内に自然にできあがった固有名詞的なメロディも幾つかあるそうです。」
「ということは練習して身に着けたいう感覚ではないのですね。」と、宮崎。
そうよ~、とピアノが答え。
「和音にとってピアノを練習するという感覚は、中三の高校入試から大学一年生ぐらいの間だけだったのだそうです。
その前は、初めての曲でも、どんな曲なんだろうという好奇心で弾いてたから自由だったし、その後は練習というよりは自分のピアノを創るという感覚になって、そうですね上手に弾ける様に練習するというより、どっちの演奏が良いかなと弾き比べてみたりという感じなんだそうです。
まぁそれも練習といえば練習なんでしょうけど。」
「私も子どもの頃ピアノ教室に行ってましてね、でも練習が嫌で長く続かなくて、ちょっと練習のことにこだわってしまいました。」
良いのよ~、と和音のピアノ。

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