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中村和音と中村紗枝子 [Lento 5,秋]

和音がピアノを弾いている足元で子猫が遊んでいる。
どうやらペダルを踏む和音の足の動きが楽しいらしい。
子猫はLentoのお客様がコンクール金賞のお祝いに下さったもので、アメリカンショートヘアのオス、生後半年ぐらいになる。
名前を付ける時は、たまたま落語の寿限無を聞いた後だっただけに…

落語の蔵どっとこむ

両親と和音は長い名前にしようと色々盛り上がっていた…。
「ジョン アレキサンダー なんて良くない?」と、和音。
「ジョン アレキサンダー マッカトニー チャールズ ズートルビ、と続けて…。」と、和音の母、紗枝子。
「あえて、太郎左衛門 とかつなげてさ。」と、和音の父、和夫。
と、その時、子猫を抱きしめた、和音の妹、絵美が…。
「だめ、変なのだめ、この子はショパンなの!」
一瞬にして会議は終了、以来ショパンと呼ばれることになった子猫は今ではすっかり家族の一員である。
たまに、和音からは「フレデリック・フランソワ・ショパン」と呼ばれているがまあ本人は意に介していない。

和音のピアノが突然変わった、リストから、ねこふんじゃったに…。
「おかあさ~ん、ショパン踏んじゃった~。」
「だ、大丈夫?」
「大丈夫みたい、強く踏んでないし。」
踏まれたことを気にもしてないショパン。
「練習のじゃまになるわよね。」
「そんなにじゃまでもないけど…。」
「ねえ、ちょっとこっち来てパソコン見て。」
「うん。」
「ショパンのために色々揃えようかと思ってね。」

「へ~、色々あるのね、あっ、これかわいいわ。」
「こういうサイトって見ているだけでも飽きないのよ、それにショパンが大きくなったら餌も変わっていくでしょ、つい、その頃の和音はどうなってるかなって考えたりして…。」
「はは、ほんとどうなってるんでしょう…、母さん、ネックレスもあるんだね。」
「そうね…、服を着せるより良いかもね。」
「ネコにとってはどうなのかしら?」
「ショパンにネックレス。」
「猫にこんばんわ。」
「はは、まあショパンが和音のじゃまをしない方法も考えてみるわ。」
「まぁ、じゃましてきたら踏んづけるだけなんだけど…。」


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