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ぽっぽのぴっぽ-4 [ぽっぽのぴっぽ]

ふわふわ~、ふわふわ~。
モックはぴっぽを乗せて、ゆっくり、ゆっくり、ちっちゃなおうちから離れていきます。
「モック、こうやって飛ぶのって気持ちいいね。」
「だろ、でも最近は早けりゃ良いって、あわてんぼさんが増えちまってな…。」
ふわふわ~、ふわふわ~。
ゆっくりゆっくり下へ下りていきます。
下にはひろ~い海が見えています。
「ぴっぽおっこちるなよ。」
「うん。」
ふわふわ~、ふわふわ~。
「モック、島が見えてきたね。」
「ああ、ぱっぽじいは、あそこへ向かってるみたいだな。」
ふわふわ~、ふわふわ~。
「うわ~、山の緑がきれいだね~。」
「今が緑の一番綺麗な時期だな、季節によって山の色は変わるんだよ。」
「へ~、そうなんだ。」
ふわふわ~、ふわふわ~。
ぴっぽたちは山に近づきました。

「ぴっぽ、モックここでちょっと休憩じゃ。」
「おう、了解、ぴっぽ、降りるぞ、ふわ~っとな。」
ぴっぽたちは山のてっぺんの、一番高い木の、一番上の枝に降りました。
おや、ぴっぽが鳥を見つけたようです。
「あれ? 忙しそうに飛んでるのは何?」
「あれはヒヨドリかな、鳥という生き物の仲間じゃよ。」
「向こうの大きなのはすぃ~って、気持ちよさそうに風に乗ってるね。」
「あれはイヌワシじゃな、餌を探してるのじゃろう。」
しばらくの間、ぴっぽは山の生き物達について、ぱっぽじいちゃんから教えてもらっていました。」
「色んな生き物がいるんだね。」
「そうじゃな色々いる、で、皆、懸命に生きているんじゃよ。」
「ふ~ん。」


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